令和4年度春日井市総合防災訓練が開催されました。3年ぶりの開催となる今回は、テーマに「築く絆と防災力」を掲げ、八幡小学校、春見公園及び市民活動支援センターで訓練や災害設備の展示が行われました。警察署、陸上自衛隊、消防署はじめ春日井市内の建設や管工事等の協会・組合・企業等、さらに三師会、ボランティアグループ、周辺住民の皆様の多くの参加となりました。
この訓練は、災害対策基本法第48条及び春日井市地域防災計画に基づき、市、防災関係機関、地域自主防災組織及び市民の皆様が総ぐるみとなり、南海トラフを震源とする大規模な地震を想定して総合的に実施するもので、地震災害に対する参加機関との相互協力体制を確立し、市民皆様の防災意識を高めてもらうことを目的としています。
朝7時に地震が発生したという想定から始まり、災害対策本部設置、集団避難、現地災害対策本部設置、被害情報収集伝達と着々と訓練が進みます。途中で会場参加者全員による安全行動(シェイクアウト)も行われました。市民参加による様々な訓練も行われました。天ぷら油や水消火器での初期消火訓練、埋没車両や倒壊家屋からの救助・救出・救護にも市民の皆様が参加されていました。
体育館では避難所が設置され、災害時に必要なものが紹介されていました。食料・日用品・トイレ・スペース用段ボール、仮設用の畳まであり快適に過ごす工夫がされていますした。戸外ではマンホール用のトイレ設置の展示があり、いざという時の備えのために、どんどん進化しています。春見公園では仮設トイレを見学しましたが、こちらもウオシュレットやエアコンが装備され驚きました。
支援活動センターでは多くのボランティアグループの方たちのブースが設置され、災害時の対応について紹介していました。ガラス飛散防止のフィルムの貼り方、買い物のポリ袋を包帯代わりに使いケガの手当をする方法、非常食のアレルギー対応、障害のある方への手話通訳等、多くの市民が一斉に非難した時の対応方法がしっかり考察され、正に市民一体で行われた訓練でした。備えは重要です。